イルカのように生きて、目醒める!

日本人がクジラ、イルカとの繋がりを思い出して、
真の「和」の心を取り戻すときが来ています!
ブータン国王夫妻が残してくれたもの
 





こんにちは。


先日まで、ブータン国王、王妃が来日されていましたが、
私の中で、にわかにブータンブームが起こっています(笑)
 

以前からブータンは気になっていましたが、
国王が国会で演説されている姿などをテレビで拝見しますと、
国王としての気品、尊厳を持ちながらも、素朴さ、真心があり、礼儀正しく、
何か優しさ、慈愛を醸し出され、その姿に心打たれるものがありました。
 
 
国王は日本とブータンとの繋がりを感じておられ、
日本に対して
親近感をお持ちとのお話でしたが、
こちらから見ていても、とても日本的な雰囲気を感じました。
 
 
国王夫妻の姿からは、なんともいえない幸せ感が漂い、
平和な空気があります
 
 
国王の心の中にある人間一人ひとりに対する深い尊敬と慈愛の念、
そして、人間を信じる揺るぎのない信念がその雰囲気を
醸し出しているのでしょう。
 

ブータンは、チベット仏教を国教としていますが、

その仏教精神がしっかり国民の生活に根付いているという事実に
驚いています。
 
 
お互いを助け合い、困った人を助けるという
相互扶助の精神が
当たり前で、
無駄な殺生をせず、生きとし生けるものすべてを
大切にする精神が徹底しているそうです。
 
 
テレビで紹介されていたこんな話がありました。
 
 
******
 
 
男女のカップルがデートで、喫茶店のテーブルに座っていると
熱いお茶が出されたとします。
 
 
しばらくして、ハエが飛んできて彼女のお茶の中にハエが
入ってしまったとします。
 
 
日本であれば、男性が彼女に気遣って、
「ハエが入っちゃったね!新しいお茶に替えてもらおうか?」
でも言うところを、


ブータンでは「ハエは大丈夫かな?」と
ハエのこおを気遣い、


女性も「あらかわいそう、早く助けてあげなくちゃ」
と言うそうです。

 
******
 
 
この深い愛に感動してしまいます。


仏教国と言われる日本ですが、その精神の違いに驚きました。
 
 
国民1人1人にこの精神が浸透しているそうで、
どんなに貧しくても、国民のほとんどが幸せを感じる国だと
いうのも納得です。


ブータン国民の約97%が幸せを感じているという
調査結果があるそうです。


これは驚異的な数字で、同じ調査をもし日本で行ったら、
一体どんな数字が出るのでしょうか?



グローバル化した世界では、「国内総生産(GDP)」など
経済活動の大きさだけで国の大きさを計ったりしますが、


ブータンで
は、国王によって「国民総幸福量」という概念が導入され、
国民一人一人がどれだけ幸福感を感じるかという指標に基づいて
政策を行っているそうです。
 
 
お金ではなく、心の幸せ感、充実度が行動の指針となる・・・

 
また、ブータンは、食糧自給率は100%で、教育費、医療費は無料
なんだそうです。

 
そんな話を聞くと、ブータンという国のファンになってしまいました。
 
 
文化人類学者、環境運動家の辻信一さんが「国民総幸福量」について
書かれています。
 
 
 
今、世界は個人のレベルから企業、国のレベルまで、
経済発展を第一に動いています。
 
 
そのために消費欲を喚起し、商品を買ってもらえるように
付加価値を高める努力をされています。
 
 
その根底にあるのは、お金がないと生きていけない、
豊かな生活が
できないという考えがあるからでしょう。
 
 
確かに最低限のお金は必要です。
 
 
でも、お金があって、豊かになれば幸せか?
というと、そこには疑問符が付きます。
 
 
「経済的豊かさと幸福感はイコールではない」
 
 
このことは冷静に考えてみれば明らかなことなのですが、
いざ、現実に紛れ、様々な比較する対象があり、刺激があると


「経済的な豊かさがあった方が幸せではないか?」


「もっと物が欲しい!」
という欲がムクムクと湧き上がってきます。
 
 
そして欲が欲を生み出すサイクルが永遠と回り続けます。
 
 
しかし、そこからは心からの幸せは生まれず、感謝することなく、
ただ消費し、垂れ流すだけ・・・
 
 
私達は、今目の前にある幸せを見い出す力が必要です。
 
 
ブータンの人は、何もなくても今が幸せなんだと思います。
 
 
でも、今の日本人はあまりにも比較する対象があり、刺激があるので、
それだけでは満足できません。
 
 
ブータンは、ある意味で欧米文化を遮断し、
鎖国のような状態を
創り出すことで
幸せな理想郷を保っている部分があります。
 
 
それは人間の本性として、欲に負けてしまうことを
知っているからでしょう。
 
 
しかし、ブータンのやり方は、経済的発展を否定している
のではなく、
物質的豊かさだけに軸足を置かないようにしている
ということでしょう。
 
 

人間にとって創造的に、クリエイティブに新しいことを発明し、
発見することは楽しみであり、
喜びです。
 
 
しかし、その純粋な喜びから離れ、ただ経済発展だけを盲目的に追求する
ようになると、人間の心を荒廃させ、
地球を破壊していきます。
 
 
人間の創造的活動と幸福感を常に繋げていくには、
もっと心のレベルから
「人間の創造的活動とは何か?」
ということを見直す必要があります。
 
 
それは、すべての創造的活動を「愛」に基づいたものに変えていく
ということです。


「愛」に基づいた創造的活動をしている時、

・自然に思いやりの精神が生まれます
・自分自身にも誇りと尊厳を持ちます
・無責任ではなく、人間として活動していく上での高度な倫理観を
 意識的に持ちます


それらの土台となるのが、自分自身を愛することです。


自分が心から愛していて、やりたいことがあるならば、自発的に創造活動を行っていく・・・


これは人間の内面を進化させるということです。





 
グローバル化する世界おいて、あらゆる分野で
ますます競争が増していきますが、何のために競争しているのかを
しっかり認識していないと、競争が目的にすり替わってしまいます。


競争が激しさを増すと、相手に勝とうとするあまり、
弱肉強食の意識が当たり前となり、格差が広がり、
人を人として扱わないような殺伐とした社会になる
可能性があります。


現に日本社会は昔の良さが失われ、殺伐とした社会になりつつあります。
韓国や中国でも同様の動きが広がっています。

 
競争も自分達がより良い暮らしをするため、幸福になるためである
ということを忘れないようにしなければならないと思います。
 
 
TPPの問題なども、明治以来の開国を日本が迫られていると言われます。
 
 
TPPに参加することによって、日本の良さ、素晴らしさをもっと世界に発信していく
機会にしていくことはとても良いことだと思います。
 
 
ただ、競争が増し、皆が幸福を感じられなくなるのならば、
何のために競争をするのかを今一度考え直す必要があるのでは
ないでしょうか?
 
 
そんなに競争をしなくても幸福に生きていけるのではないか・・・
 
 
何を優先して行くのか?
 
 
TPPの問題は、遅かれ早かれ、そんな壁にぶち当たることになると思います。


ブータンは地球の最後の砦として、幸福の原点を教えてくれている
のだと思います。

 
ここまでブータンを理想郷のように扱ってきましたが、
もちろんブータン国内にも様々な問題があり、
ブータンだけを理想郷のように語るつもりはありません。


ただ、少なくとも私達が学ぶことはたくさんあると思います。
 
 
 
日本では大震災を経験しましたが、これから私達一人ひとりが何に価値を
置いていくかが問われていると思います。

 
 
福島県相馬市の小学校を訪問された国王が震災で被災した子供たちに
話した言葉の中に「龍」の話がありました。
 
 
*********
 
龍は一人ひとりの心の中にいます。

私たちは「人格」という名の龍を持っています。

龍は私たち皆の心の中にいて、「経験」を食べて成長します。

だから、私たちは日増しに強くなるのです。

そして、感情をコントロールして生きていくことが大切です。

どうか自分の龍を大きく素晴らしく育てていってください。


*********
 
 
とても素敵な言葉だと思いました。
 
 
そんなブータン国王が日本に対して、敬意と親近感を持ってくださっている
ことが嬉しく思いました。
 
 
国王が来日してくださったお蔭で、日本人の心の中の何か大切なものを
呼び覚ましてくださったのではないでしょうか?
 
 
本当にありがとうございました。
 

それと同時に、国王夫妻についてたくさんの報道がなされ、また日本人に
多くの反響があるのを見るにつけ、真心は人の心を動かすということを
改めて教えてもらいました。


 
イルカ的な生き方をする人「dolphinist」は、
限りなく
ブータンの人々の精神と近いと思います。


多くの方に「dolphinist」に共感していただけたらと思っています。
 
 
私も一度ブータンに足を運びたいです。
 
 
 
Dolphinist Academy
小田原篤弘
 


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内なる声の聞き分け方
 
こんにちは。
 
 
今回は「内なる声」についてお話していきたいと思います。
 
 
私達の心の中では、様々な内なる声がいつもささやいています。


天気の良い休日の朝、目が覚めて、
「今日は、何をしようかな?」と考えながら、


 ・今日は、自然に会いに行きたい〜!

 ・でも、疲れると明日の仕事に支障が出るなぁ〜。

 ・洗濯がたまっているし、掃除もしなくちゃいけないなぁ〜!

 ・本屋さんに行って、先週出版された新書を買いたい!

 ・いや、起きないでパジャマでビデオを見るのもいいなぁ〜♪

 ・一日ゴロゴロ寝ていたいなぁ。
 

いくつもの声が話し始めます。


心のおしゃべりを止めることは難しいものです。
 
 
いつも無意識にしている心のおしゃべりは、私達が物心ついた頃から
普通に行ってきたことなので、何の疑問もなく
「そういうものなんだ!」と受け入れています。
 

 
でも、この内なるおしゃべりにも、実は色々なレベルがあります。

 
 ・満たされていないインナーチャイルドの声

 ・いつもの心の癖、いつもやってしまう行動パターンから来る声

 ・抑圧され、わだかまった感情の声

 ・他人の思考、誘惑

 ・親や先生がいつも言っていた言葉

 ・ハイヤーセルフやガイドからのメッセージ

 ・あなたの魂、スピリットからやって来る壮大なビジョン
 

 
内なる声には、低次なもの、冷酷なものから、
愛に満ち、とても崇高なものまでが雑多に存在しています。
 
 
私達は、これらの声を普段から無意識にすべて受け取っています。
 
 
内なる声には本来、高い、低いの区分はなく、
どれもが何らかのメッセージを発しています。
 
 
その声を聞いたということは、
それを聞くことになった、何らかの原因があなたの中にあり、
それと引き合うエネルギーがあったから、
あなたがその声を聞くことになったのです。
 
 
内なる声に対して、「高い」、「低い」とジャッジしてしまうことは
簡単ですが、それによって内なる声を無視したり、
粗末に扱えば、あなたの中に抑圧を生んだり、エネルギーの歪を
生み出し、バランスを崩します。
 
 

この心の中のおしゃべりがあなた気分を左右しますし、
あなたのオーラにも影響を与えます。
 
 
心のおしゃべりがいつも陽気であれば、
あなたはとても快活なオーラを放っているでしょう。
 
 
しかし、何かネガティブな事柄に捕らわれているとき、
あなたのオーラもどんよりとしているでしょう。
 
 
心が穏やかで、無を体験しているとき、
あなたは静けさと安心感を放つでしょう。
 
 
この内なる声とどのように付き合っていくかが、
人生をスムーズに、楽しく過ごせるかどうかの鍵になります。
 
 
 
しかし、私達の心の中は、様々な声によって混沌としていて、
あまりに膨大な情報量のために、どれが本当か分からず、
極端な言い方ですが、心が麻痺していると言った方が正解かもしれません。
 

   本当は何を感じているのか?
   
   本当は何がしたいのか?
   
   あの人のことが本当に好きなのか?


分かっているようなつもりでも、実は確信が持てなかったりします。

こんなにたくさんの声があったら、私達が普段、葛藤したり、迷ってしまうのも
仕方がないのかもしれません。
 
 
そして、正解が分からないので、自分以外の誰かに答えを求めに行く・・・
 
 
でも、いつも答えを外に求めても、
しっくりする答えがタイムリーに得られるとは限りません。
 
 
人の意見に右往左往させられ、
後で後悔することの方が多いかもしれません。
 
 
そして外にばかり答えを求めていると、肝心の自分の声を信頼し
自信を確立することができません。
 
 
自分の中に答えがあるはずなのに、何だか滑稽な話ですよね!
 
 
外に答えを求めるのではなく、内なる声の中に自分が求めている
答えがあることを信頼していく・・・
 
 
そうすれば、いつも繰り返してしまうパターンから抜けて、もっと内なる声や
高次元の導きを信頼して行動できて、効率的に物事を進められる・・・
 
 
そして、盲目的に、がむしゃらに何かをするのではなく
もっと自分を大切にできる・・・
 
 
 
私達はそうなることができます。
 

 
誰もがいつでも高次元からの導きを受け取り、
答えを知っている自分がいます。
 
 
ただ自分でそれを無意識に怖くてかき消したり、分かっていても素直に従えずに、
いつもと同じ行動を選択しているだけです。


気づくだけでいいのです。
 
 

これからの時代は、今までの価値観が崩壊し、自分の直感がますます
頼りになってくると思います。
 
 
この機会に自分の直感としっかり繋がり、直感を信頼できるようになって、
より自分らしい人生を歩み始めませんか?
 
 
 
Dolphinist Academy
小田原篤弘
 
 


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